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「質実剛健な土の色味が魅力。日本六古窯の1つ、備前焼」2020/12/30

日本の焼き物には、美しい色絵をつけたものもあれば、土の色味そのものを生かしたものもあります。そして、後者の代表格ともいえるのが、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺で作られる「備前焼」です。日本六古窯の1つに数えられ、伊部地区では備前焼の窯の四角い煙突がいくつも見られます。

製法の大きな特徴は、釉薬(ゆうやく)を一切使用せず、絵付けも行わないこと。この姿勢を貫いたのは、六古窯の中でも備前焼だけです。1200℃〜1300℃もの高温で約2週間も焼き締め、「投げても割れない」といわれるほど固くなるため、美術品はもちろん日用品の制作にも最適。素朴な土の色味を楽しめる、質実剛健な作品が数多く生み出されてきました。

備前焼は鎌倉時代に確立。一度衰退するも再興を遂げる



備前焼のルーツと考えられているのは、古墳時代から平安時代にかけて作られていた「須恵器(すえき)」です。備前市南部や瀬戸内市内には、この時代の窯跡が点在しています。十二世紀には伊部地区に窯が築かれ、独自の発展を遂げることになりました。

鎌倉時代には、焼き締めによる製法が確立され、現在の形である赤褐色・茶褐色の焼き物が登場します。当時は主に、すり鉢・かめ・壺といった日用品が生産されており、その頑丈さから重宝されていました。この時代の備前焼は特に「古備前」と呼ばれ、コレクターの人気を集めています。

やがて、室町時代の終わり頃には、伊部で採取される「ひよせ」という粘土が使用されるように。ろくろを使った成形技術や、半地下式の穴窯なども登場し、量産体制が整いました。そして、室町時代から桃山時代にかけては、茶道の発展とともに茶陶として人気を博したのです。

ところが、江戸時代には茶道が衰退し、安価で大量生産が可能な磁器が普及するなどの逆風が吹きます。一方で、藩の保護や統制によって小規模な窯が統合。大規模な共同の窯が築かれるなどして製造体制が強化され、再び以前のような日用品の生産が増えるとともに、置物なども作られるようになったのです。

それでも磁器に押される状況は変わらず、明治から昭和初期にかけては苦しい時代が続きます。しかし、人間国宝・金重陶陽らが登場すると、備前焼の芸術性を高める動きが起こり、人気が復活。弟子の中からも人間国宝が輩出されるなど低迷期を脱し、備前焼の人気と文化的価値は不動のものとなりました。海外での備前焼の人気が高まってきたのもこの頃です。

そして、2017年には瀬戸焼や信楽焼とともに、日本六古窯として日本遺産に認定。伝統工芸品としての地位を確立しました。現在では、伝統的な製法を伝えつつも、個性豊かで新たな作風の作品が追求されています。今後も多くの作家が活躍することでしょう。

備前焼は土作りが重要。窯変による多彩な模様も魅力



備前焼は釉薬を使わないため、他の焼き物以上に土選びが重要になります。備前焼に使われる土である「ひよせ」は、伊部地区周辺の田畑の地下2~5mからのみ採取される貴重なもの。100万年以上も前、伊部の北に位置する熊山連峰から流出した土が堆積してできたと考えられています。きめが細かく粘り気があり、鉄分が多く含まれているのが特徴で、伊部焼の茶褐色の地肌も鉄分によるものです。

採掘したひよせは、すぐに使えるわけではなく、最低1~2年は風雨にさらします。こうすると不純物が腐敗して馴染み、余分な鉄分も除去されるのです。金重陶陽は、10年寝かせた土を使っていたとされます。ここへ、さらに山土や黒土を配合して、理想的な土を作っていくのです。

当然ながら、土を採掘する場所や寝かせる期間、配合の割合などによって成分は違ってきます。加えて、窯への詰め方や窯の温度、焼成時の灰や炭なども仕上がりに影響するため、まったく同じものは1つとして生まれません。このランダムな変化である窯変(ようへん)も、備前焼の大きな魅力であり、作家の腕が問われる部分といえるでしょう。

また、窯変はいくつかの種類に分けられます。主な窯変は、薪の灰が生地に付着してできる胡麻(ごま)、還元によって部分的に白・青・黄などの色変わりができる桟切(さんぎり)、直接火を当てないことで赤と白のコントラストが生まれる緋襷(ひだすき)、上に茶碗などを置いて焼くことで白い部分を作る牡丹餅(ぼたもち)などです。ご自宅に備前焼があれば、その模様を一度じっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。

古美術ますけんでは備前焼の作品の買取をしております。売却をご検討でしたらフリーダイヤル0120-134-003 又はフォームにてお気軽にお問い合わせ下さい。

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