陶磁器
つくり手8分、使い手2分。【用の美】を大切にする唐津焼2021/06/06
焼き物全般を広く指す言葉としては、瀬戸焼に由来する「せともの」があります。しかし、これは主に東日本で広まっていた言葉。西日本では、「からつもの」が焼き物の代名詞として定着していました。その語源であり、瀬戸焼と日本を二分するほど名を馳せたのが、主に佐賀県東部・長崎県北部で生産される「唐津焼(からつやき)」です。
唐津焼は粘土を原料とする陶器で、素朴ながらも味わい深い美しさが特徴。もともとは茶陶として発展し、「一楽二萩三唐津」と称されるほど愛されました。一方で、生活の道具としてもよく使われ、実際に料理を盛ったり花を生けたりする「用の美」が大切にされています。「つくり手8分、使い手2分」ともいわれ、使って初めて作品が完成するのです。
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