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「使うほどに味わい深く変化する【萩焼】」2022/11/21

萩焼とは


萩焼(はぎやき)は、山口県萩市周辺を発祥とする焼き物です。独特の柔らかな風合いは特に茶人たちに好まれ、格式の高さをして「一楽二萩三唐津」と称せられました。

作品の素材には、焼き締まりの少ない陶土が使用されます。
陶土は粗い土であり、浸透性や保水性・保温性が高いとされます。そのため、釉薬の収縮率の違いが際立ち、表面の微細なヒビから水分が浸透して器の中から表面にまで至るのです。
これらの浸透は、器の色合いを変化させます。
使い込むほどに色合いが侘びた味わいを醸成し、「萩の七化け」と呼ばれる変化を実現させます。

萩焼には、絵付けなど装飾がほとんどされないのも注目すべき点です。あくまで土の色合いによって、萩焼の色彩は華やかに演出されます。大道土(だいどうつち)の色を生かして肌色や枇杷色に、果ては見島土(みしまつち)によって褐色や灰青色を演出します。
茶碗や湯呑みなどのさまざまな煎茶道具をはじめ、酒器も生産されてきました。いずれも色が限られていますが、様々なデザインの萩焼が製作されています。

萩焼の代表的な作家〜三輪休雪〜


萩焼を代表する作家で、特に注目されているのが三輪休雪です。
江戸時代から続く旧萩藩御用窯の三輪家当主は、代々休雪を世襲。特に10代三輪休雪(休和)と11代三輪休雪(壽雪)の兄弟は、いずれも人間国宝に指定された人物でした。

最初は10代三輪休雪こと三輪休和について見ていきます。
明治28(1895)年、三輪休和は三輪家の9代雪堂の次男として出生。本名は邦広と名乗ります。
幼少から邦広は祖父・雪山と父・雪堂に師事し、昭和2(1937)年に10代三輪休雪を襲名。三輪窯を継承しました。
その後、高麗茶碗の研究に邁進し、萩焼の作風に温かな「休雪白」と称せられる灰釉の施法を生み出します。
昭和31(1956)年には萩焼で山口県指定無形文化財保持者に認定。昭和45(1970)年に、萩焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)として認められました。
10代三輪休雪は休和と名乗った隠居後も技法の研究を継続し、後進の子弟育成にも貢献しています。

次に紹介するのが11代三輪休雪こと三輪壽雪です。
明治43(1910)年、11代三輪休雪は山口県萩市で誕生。家督を継いでいた兄・10代三輪休雪を助けて技を学びました。
昭和16(1941)年、三重県津市の川喜田半泥子に師事。以降は茶陶の製作を志向します。
昭和42(1967)年、兄である10代三輪休雪が隠居したため、11代三輪休雪を襲名。昭和58(1983)年には、兄と同様に萩焼で重要無形文化財に認定されています。兄弟で人間国宝認定は前例のないことでした。
11代休雪は休雪白の創造にも参加。同色を応用して独特の質感を呈するスタイルを実現させています。
加えて「鬼萩(おにはぎ)」と呼ばれる、粗めの小石を混ぜた土を原料とする製法を自らの技法に昇華します。しかし自らの技量に満足することなく、謙虚な姿勢で作陶に臨み続けました。
「技術的には稚拙なところが、多少はある方が茶陶、茶碗としては、好ましい雰囲気のものになる」との言葉を残しています。
特に茶陶に情熱を傾けた11代三輪休雪ならではの言葉と言えるかも知れません。

10代と11代こと休和と壽雪の兄弟は、特に茶道具において足跡を残してきました。
現代では兄弟が製作した煎茶器が多く現存し、煎茶碗だけでなく、急須や宝瓶なども高く評価されています。

おわりに


萩焼は、楽茶碗や唐津焼と並び称せられるほど、焼き物の中でも指折りの存在です。
しかし決して華美な焼き物ではありません。むしろ原土の魅力を最大限に生かした味わい豊かな作品だからこそ、日本人に好まれたといえます。
代々の三輪休雪らに留まらず、萩焼の職人は歴史や技術を後世に伝える役目を担っていました。
私たちの身近なところにも、もしかしたら三輪休雪らが残した煎茶道具があるかもしれません。価値を調べてみてはいかがでしょうか。



主要な参考文献

・宮地英敏「近代日本における陶磁器産地の多様性について:萩焼の展開を中心として」『地球社会統合科学』21 2014年


主要な参考サイト

・「萩焼買取のご案内」古美術ますけんHP

・「萩焼のはじまり」萩焼会館HP

・「萩焼ができるまで」萩陶芸家協会HP

・「三輪休和」萩の人物データベース

・「三輪壽雪」東京文化財研究所

古美術ますけんでは萩焼の買取を強化しております。引っ越しや遺品整理などでお使いになられていない萩焼がございましたら、古美術ますけんまでご連絡ください。

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