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「天保の時代から受け継がれる色ガラスの美、江戸切子」2021/07/06

ガラスの表面に彫刻や切り込み細工といった装飾を施した工芸品をカットグラス、日本では切子(きりこ)といいます。その中でも代表的なものが、江戸時代末期~現在まで江戸・東京で生産されている「江戸切子」です。

江戸切子は、無色透明なガラスに藍色や紅色の薄い色ガラスを被せ、切子を施します。同時期に誕生した薩摩切子と比較すると、曲線の多用や花鳥風月をはじめとする「粋」なデザインが特徴です。繊細なカットによるさまざまな文様は、光の反射によって輝きを増し、色とりどりの美しさを楽しませてくれます。

現在は国の伝統的工芸品に認定されており、東京スカイツリーの内装にも採用されました。製品はグラスやぐい呑み、小物入れといった日用品が多く、生活の中で伝統の美を愛でることができます。お祝いの品としても最適です。


江戸末期に誕生後、決して途絶えることなく現代へ


江戸切子は江戸時代末期の天保5年(1834年)に、江戸大伝馬町のびいどろ(ガラス)屋・加賀屋久兵衛が、金剛砂(こんごうしゃ)を用いてガラスに彫刻を施したのが最初といわれています。ただ、当時はまだ無色透明のガラスを使用していました。

現在のような色被(いろきせ)ガラスを用い始めたのは、明治時代に入ってからです。当時は、同じく幕末に誕生した薩摩切子の生産が途絶え、その職人と技術が江戸に移転。薩摩切子の色被ガラスの技法が江戸切子にも取り入れられたのです。また、海外からの技術流入の影響もあったと考えられています。

明治の新政府も殖産興業政策の一環として、ガラス製造技術の発展を支援。明治14年には、英国人カットグラス技師のエマニュエル・ホープトマンが指導者として招かれ、その指導のもとに江戸切子の伝統的な技法が確立されました。この頃から、ガラス製品自体の普及も進み、切子の生産が盛んになります。

大正時代に入ると、ガラス素材の研究や研磨の技法の開発によって、江戸切子の品質はさらに向上。大正~昭和初期にかけては、モダニズムの流行もあって切子の人気がいっそう高まり、さまざまな製品に使われて全盛期を迎えました。

その後は戦火の影響や安価な量産品の普及もあって打撃を受けますが、決して途絶えることなく現在まで受け継がれています。そして、昭和60年には東京都の伝統工芸品に、平成14年には国の伝統的工芸品に指定されました。

現在、江戸切子の職人は約100名で、女性の職人も若い世代を中心に15%ほどいます。今後も伝統を守りつつ新たな風を取り入れ、優美な作品の数々を生み出してくれることでしょう。


下書きは最低限。完成図を想像しながら緻密に加工


江戸切子の制作は、カットの目安となる印をつける「割り出し」から始まります。仕上がりの緻密さからは想像しにくいかもしれませんが、細かく下絵を描くわけではありません。大まかなラインを数本だけ引き、頭の中の完成予想図と照らし合わせて削っていくのです。

割り出しが済んだら、大まかな形を作る「荒摺り」を行います。現在ではダイヤモンドホイールを使いますが、昔は金剛砂と水を使い、鉄製円盤で削っていました。さらに、より細かくなめらかにする「三番掛け」や、砥石を使う「石掛け」といった工程を経て、完成形に近づいていきます。

そして、いっそうの艶出しをするために必要なのが「磨き」です。木製や樹脂製のパットに研磨剤をつけて磨き上げることで、美しい光沢が生まれます。酸などの薬品による研磨加工を行う場合もありますが、伝統を重んじる工房では1つ1つ手磨きし、丹念に仕上げるのです。

文様の種類もさまざまで、矢のように降る雨を思わせる矢来紋や、麻の葉の形に見える麻の葉紋、魚卵のつらなりのような魚子(ななこ)紋、竹籠の網目を連続させた六角籠目紋・八角籠目紋などがあります。色との組み合わせで、お気に入りの一品を見つけてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、薩摩切子に比べると、江戸切子はカットが深く鮮明で、はっきりとした華やかさがあります。一方、薩摩切子は色被ガラスが厚く、加工部分がグラデーション(ぼかし)になっているのが特徴です。2つの切子をそろえて、違いを比べてみるのも面白いでしょう。


古美術ますけんでは、江戸切子を買取しております。売却をご検討中でしたら、フリーダイヤル 0120-134-003 またはメールフォームやLINEにてお気軽にお問合せください。

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