人間国宝
平和の祈りを込めて梵鐘の復元 香取正彦2017/09/04
8月6日8時15分。原爆死没者の霊を慰め世界の恒久平和を祈念するため、毎年この時刻に黙とう共に平和の鐘が鳴り響きます。この音色の美しい平和の鐘は、1967年に鋳金工芸作家である香取正彦によって制作されました。戦時中、金属供出の為に多くの寺が神聖な梵鐘さえも差し出さなければならなかった悲劇を目の当たりにした香取は、戦後は父であり鋳金家のトップでもあった香取秀真とともに失われた梵鐘の復元に尽力しました。
長男として東京に生まれました。初めは画家を志していましたが、父の元で鋳金技術を身に付けた後、東京美術学校鋳造科に進学しました。
結婚後も帝展で特選となり翌々年まで3回連続で特選となるなど、華々しい活躍が続き、父秀真を中心に「七日会」を発足。秀真らの古典研究を直に見る事ができ、その後の制作にも大きな影響を与えました。
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