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コラムコラム

陶磁器

陶器と磁器の見分け方は簡単!音・見た目・高台の3つの違い2026/02/07

温かみのある風合いの陶器と、シャープで丈夫な磁器。
どちらも「陶磁器」と呼ばれますが、実は原料や性質が全く異なります。
この記事では、専門知識がなくてもすぐに実践できる陶器と磁器の見分け方を解説します。

指で弾いたときの音や見た目、器の底にある高台に注目すれば、簡単に見分けることが可能です。
大切な器を長く使うための扱い方の違いも合わせて紹介します。



陶器と磁器の根本的な違いは「原料」にあった


陶器と磁器との違いは、主原料にあります。
陶器が「陶土」と呼ばれる粘土から作られるのに対し、磁器は「陶石」という石の粉末を主原料としています。
この原料の違いが、焼成後の硬さや吸水性、見た目の質感など、それぞれの器が持つ個性や特徴に大きく影響を与えているのです。

この根本的な違いを理解すると、見分け方や扱い方の理由もスムーズに理解できます。



温かみのある「土」から作られる陶器


陶器は「土もの」とも呼ばれ、主原料は「陶土」という粘土です。
陶土は粒子が粗く、鉄分などの不純物を含んでいるため、焼き上がりは土の風合いが感じられる温かみのある質感になります。
焼成温度は800〜1,200℃程度と磁器に比べて低く、完全に焼き固まらないため、多孔質で吸水性があるのが大きな特徴です。

この性質から、厚手で重みがあり、熱が伝わりにくく冷めにくいという利点があります。
素朴で柔らかな表情は、陶器ならではの魅力と言えるでしょう。



シャープな印象の「石」から作られる磁器


磁器は「石もの」とも呼ばれ、主原料は長石や珪石を含む「陶石」を粉砕したものです。
陶土に比べて粒子が非常に細かく、不純物も少ないため、白く滑らかな生地に仕上がります。
焼成温度は1,200〜1,400℃と高温で、ガラス質を多く含む原料が溶けて固まることで、緻密で硬い組織が形成されます。

これにより、吸水性はほとんどなく、汚れやにおいがつきにくいのが特徴です。
薄くても丈夫で、指で弾くと金属的な高い音がします。
その性質から、日常使いの食器として広く利用されています。



【初心者向け】器を傷つけずに陶器と磁器を見分ける3つの方法


陶器と磁器の原料や特性の違いは、実際の器の音や見た目、手触りにも表れます。
ここでは、専門的な知識がなくても、誰でも簡単に試せる3つの見分け方を紹介します。
これらのポイントを押さえれば、お手持ちの器がどちらのタイプなのかを傷つけずに判断できます。



見分け方①:指で弾いたときの音を聞き比べる


器を指で軽く弾いてみると、音の違いで種類を判別できます。
陶器は、原料である土の粒子が粗く、焼成後も内部に多くの空気を含むため、「コンコン」という鈍く低い音がします。
まるで石を叩いたような、響きの少ない音が特徴です。

一方、磁器は石の粉末を高温で焼き固めているため、組織が緻密で硬く、「キーン」または「カンカン」といった金属的で澄んだ高い音がします。
両者を並べて音を比較すると、その違いがより明確に分かります。



見分け方②:光に透かして光の通り具合を確認する


光の透過性も、陶器と磁器を見分けるための重要な手がかりです。
陶器は主原料が土で、光をほとんど通さないため、スマートフォンのライトや太陽光にかざしても透けて見えることはありません。
対照的に、磁器は主原料である陶石にガラス質が多く含まれているため、光をかざすと、手の影がうっすらと透けて見えます。

特に薄手の磁器ほど光を通しやすく、判別しやすいでしょう。
ただし、厚手の磁器や色の濃い釉薬が使われている場合は、光を通しにくいこともあります。



見分け方③:器の底にある高台(こうだい)の手触りを確かめる


器の底にある、釉薬がかかっていない脚の部分を「高台」と呼びます。
この高台は器の素地が露出しているため、触れることで原料の違いを直接感じ取れます。
陶器の高台は、原料である土の粒子が粗いため、ザラザラとした土そのものの感触が残っています。

一方、磁器の高台は、きめ細かい石の粉末からできているため、スベスベとして滑らかな手触りです。
高台のない器もありますが、この部分を確認するのが最も確実な見分け方の一つです。



陶器と磁器の特性の違い


陶器と磁器は、原料や製法の違いから、さまざまな特性に差が生まれます。
見た目の風合いだけでなく、吸水性や熱伝導率、強度など、日常で使う上での特徴も大きく異なります。

ここでは、陶器と磁器との特性を項目ごとに比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。



【陶器】吸水性が高く、土の風合いが魅力


陶器の最大の魅力は、土の温かみが感じられる素朴な風合いです。
熱伝導率が低いため、熱い飲み物を入れても器が熱くなりにくく、料理も冷めにくいという特徴があります。
しかし、粒子が粗く吸水性が高いため、水分や油分が染み込みやすく、シミやカビ、におい移りの原因になることがあります。

このため、使用前に「目止め」という下準備が必要です。
また、磁器に比べると強度が低く、縁などが欠けやすい点にも注意が求められます。
この繊細さが、丁寧な暮らしを意識させてくれる魅力ともいえます。



【磁器】吸水性がなく、丈夫で扱いやすい


磁器は高温で焼き固められているため、非常に硬く丈夫で割れにくいという特性があります。
薄く軽い作りでも強度を保てるため、日常使いの食器として最適です。
吸水性がほとんどないため、汚れやにおいがつきにくく、カレーや油分の多い料理にも安心して使えます。

特別な下準備も不要で、衛生的に保ちやすいのが大きな利点です。
ただし、熱伝導率が高いため、熱いものを入れると器全体が熱くなりやすいという側面もあります。
シャープで洗練された見た目と実用性を兼ね備えています。



購入前に知っておきたい!陶器と磁器の適切な扱い方


陶器と磁器は特性が異なるため、それぞれに適した扱い方があります。
特に吸水性の有無は、日々のお手入れや電子レンジ・食洗機の使用可否に大きく関わってきます。
それぞれの性質を理解し、適切なお手入れをすることで、お気に入りの器をシミやカビから守り、美しい状態で長く愛用できます。



陶器を長く使うために必要な「目止め」というお手入れ


陶器は吸水性が高いため、購入後初めて使う前に「目止め」という作業が必要です。
これは、米のとぎ汁や片栗粉を溶かした水で器を煮沸し、でんぷん質で素地の粗い目を埋めるお手入れのことです。
目止めを行うことで、水分や油分の染み込みを防ぎ、シミやにおい移り、カビの発生を抑制する効果があります。

鍋に器と、器がかぶるくらいの米のとぎ汁を入れて弱火にかけ、沸騰後15〜20分ほど煮てから、鍋ごと自然に冷まします。
その後、水洗いして十分に乾燥させれば完了です。



陶器を電子レンジや食洗機で使う際の注意点


陶器の電子レンジ使用については、一般的に可能とされています。ただし、ひび割れや傷があるもの、金属や色絵が施されている装飾があるものは、電子レンジでの使用を避けるのが無難です。使用する際は、製品の取扱説明書を確認してください。

また、食洗機の使用については、陶磁器全般としては可能とされていますが、貫入のある食器や木製のうつわ、漆器、金箔や上絵付けが施された陶磁器などは、破損や変色の可能性があるため推奨されません。特に金彩や銀彩、繊細な絵付けが施されたものは、手洗いが基本です。



磁器は電子レンジや食洗機で基本的に使用可能


吸水性がなく丈夫な磁器は、基本的に電子レンジや食洗機で使用できます。
汚れが落ちやすく、手入れが簡単なため、日常使いの食器として非常に扱いやすいのが魅力です。
ただし、金彩や銀彩、赤絵などの上絵付けが施されている磁器は注意が必要です。

電子レンジにかけると金属部分が火花を散らして危険なうえ、絵柄が変色・剥離する原因になります。
食洗機でも、水圧や洗剤の影響で絵付けが傷むことがあるため、これらの装飾がある器は手で優しく洗うようにしましょう。



シミやカビを防ぐための普段のお手入れ方法


器を長く美しく保つには、日常のお手入れが重要です。
特に陶器は、使用後すぐに洗うことを心がけましょう。
料理を長時間入れたままにしたり、水につけ置きしたりすると、シミやにおい、カビの原因になります。

洗浄の際は、柔らかいスポンジと中性洗剤を使用し、クレンザーや金属たわしは避けてください。
洗い終わった後は、乾いた布巾で水気を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾燥させます。
特に水分が残りやすい高台部分を上にして乾かすのが、カビを防ぐポイントです。



【産地別】有名なあの焼き物は陶器?それとも磁器?


日本各地には「有田焼」や「美濃焼」といった有名な焼き物の産地が数多く存在します。
これらの伝統的な焼き物も、原料や製法によって陶器と磁器に分類できます。

自分の好きな焼き物がどちらに属するのかを知ることで、器選びがさらに楽しくなるでしょう。
ここでは、代表的な産地を陶器と磁器に分けてご紹介します。



主な陶器の種類(美濃焼・益子焼・信楽焼など)


日本各地には、土の風合いを生かした魅力的な陶器の産地が数多くあります。
岐阜県の美濃焼は、志野焼や織部焼など多様な様式を持つことで知られ、日本の陶磁器生産量の大きな割合を占めます。

栃木県の益子焼は、ぽってりとした厚みと糠白釉などの温かみのある釉薬が特徴です。
滋賀県の信楽焼は、狸の置物で有名ですが、緋色や自然釉のビードロが美しい食器も作られています。

その他にも、山口県の萩焼、福岡県の小石原焼、茨城県の笠間焼などが代表的な陶器の産地として挙げられます。



主な磁器の種類(有田焼・九谷焼・波佐見焼など)


磁器の産地としては、透き通るような白磁と華やかな絵付けが特徴の焼き物が多く見られます。
佐賀県の有田焼は日本で最初に作られた磁器として知られ、伊万里焼とも呼ばれ国内外で高く評価されています。
石川県の九谷焼は、「九谷五彩」と称される赤・黄・緑・紫・紺青を用いた豪華絢爛な色絵が特徴です。

長崎県の波佐見焼は、丈夫で扱いやすく、現代の食卓に合うモダンなデザインも豊富で、日常使いの器として人気を博しています。
その他、愛媛県の砥部焼や、陶器も磁器も作られる京都府の清水焼などが有名です。



陶器と磁器の見分け方に関するよくある質問


陶器と磁器の見分け方について、さらに詳しく知りたい点や判断に迷うケースもあるかもしれません。
ここでは、半磁器との違いや、どうしても区別がつかない場合の対処法など、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
器選びやお手入れの際の参考にしてください。



Q1. 半磁器とは陶器と磁器のどちらに近いですか?


半磁器は、陶器の原料である粘土と磁器の原料である陶石を混ぜて作られます。
そのため、陶器のような温かみと、磁器のような丈夫さを併せ持っているのが特徴です。
性質としては、陶器と磁器の中間的な存在と位置づけられます。



Q2. 見た目だけではどうしても区別がつかない器はどうすればいいですか?


購入したお店に問い合わせるのが最も確実な方法です。
また、作家ものやブランドの器であれば、裏印(バックスタンプ)や公式サイトで情報を確認できる場合があります。
音や高台など複数の方法を試しても判断が難しい場合は、より丁寧な扱いが求められる陶器として手入れすると良いでしょう。



Q3. 値段は陶器と磁器でどちらが高い傾向にありますか?


一概にどちらが高いとは言えません。
値段は原料の種類や品質、作家の手間、ブランドの価値など多くの要因で決まります。

日常使いの量産品では磁器が安価なこともあれば、有名作家が手がけた高価な陶器もあります。
種類による価格差よりも、個々の製品の価値で判断されます。



まとめ


陶器と磁器は、主原料がそれぞれ「土」と「石」であることから、特性が大きく異なります。
この違いは、指で弾いた際の「音」、光にかざした際の「透過性」、器の底にある「高台の手触り」という3つのポイントで簡単に見分けることが可能です。

陶器は吸水性が高く温かみがあり、磁器は吸水性がなく丈夫で扱いやすいという特徴を持ちます。
それぞれの性質に合ったお手入れや使い方を実践することで、器を美しい状態で長く使用できます。



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