人間国宝
独自の幾何学模様で現代感覚溢れる銅器 金森映井智2017/10/30
400年もの歴史を持つ高岡銅器。江戸時代の初め、加賀前田藩が鋳物の発祥地である河内丹南の技術を持った7人の鋳物職人を現在の富山県高岡市に招き、鋳物工場を開設したことに始まりました。
当初は大名に献上する美術工芸品として制作されていましたが、その後、仏具、鍋釜、花瓶、茶道具、装飾金具として国内外に広く普及していきました。明治期にはパリ万国博覧会に出品されたことから世界でも知られるようになり、全国の生産量の9割を占めるまでに至っています。その伝統産業を誇る高岡市で生まれ育った金森映井智は、富山県で初の重要無形文化財保持者に認定された人物です。
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