人間国宝
小さな世界に技のすべてを凝縮 鴨下春明2017/10/16
彫金は近世以来、鍔(つば)や目貫などの刀剣の拵を装飾する金具の制作技術として高度に発達した伝統的な金工技術です。こうした装剣金具は刀剣の隆盛とともに発達していきましたが、明治初期の廃刀令以後は多くの刀工達と同様、装剣金具師達の多くも行き場を失いました。しかし金具師達は帯留や飾り金具などの装飾金具に活路を見出し、新しい時代に対応した彫金工芸を創り出していくようになりました。
大正生まれの鴨下春明も、独創的なデザインと緻密な技術を駆使し、数センチ四方の小さな作品の中に自然に生きる動植物を見事に表現した金具師です。
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