和ガラス
天保の時代から受け継がれる色ガラスの美、江戸切子2021/07/06
ガラスの表面に彫刻や切り込み細工といった装飾を施した工芸品をカットグラス、日本では切子(きりこ)といいます。その中でも代表的なものが、江戸時代末期~現在まで江戸・東京で生産されている「江戸切子」です。
江戸切子は、無色透明なガラスに藍色や紅色の薄い色ガラスを被せ、切子を施します。同時期に誕生した薩摩切子と比較すると、曲線の多用や花鳥風月をはじめとする「粋」なデザインが特徴です。繊細なカットによるさまざまな文様は、光の反射によって輝きを増し、色とりどりの美しさを楽しませてくれます。
現在は国の伝統的工芸品に認定されており、東京スカイツリーの内装にも採用されました。製品はグラスやぐい呑み、小物入れといった日用品が多く、生活の中で伝統の美を愛でることができます。お祝いの品としても最適です。
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