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コラムコラム

絵画

版画とは?絵画との違いと4つの種類をわかりやすく解説2026/04/20

版画とは

版画とは、木や金属などで作られた「版」を用いてインクを紙などに写し取るアート作品です。
この記事では、版画と絵画の違いについて触れながら、版画が持つ独自の魅力や代表的な4種類の技法を分かりやすく解説します。

版画とは?版を用いて紙にインクを写し取る間接的な表現技法


版画の定義は、木や金属、石などで制作した「版」にインクをのせ、その版を紙などに押し当ててインクを転写する表現技法を用いたものです。
作家が直接キャンバスに描く絵とは異なり、版を介して作品を制作する「間接表現」という仕組みが最大の特徴です。

この仕組みによって、同じイメージの作品を複数生み出すことが可能になります。
版画を制作するとは、この版を作ることから始める創作活動を指します。

版画と一点ものの絵画の決定的な違い


版画とは

版画と絵画には、制作プロセスと刷り上げられる作品の数に決定的な違いがあります。
例えば、油彩画はキャンバスに直接描かれる一点ものですが、版画は一つの版から複数の作品を制作できる点が大きく異なります。
この違いは、それぞれの芸術表現の特性にも深く関わっています。


違い①:版を介して制作するか直接描くか


絵画は、作家がキャンバスや紙といった支持体に、絵具や筆を使って直接イメージを描き出す創作活動です。
一方、版画は木、金属、石などの素材で「版」を彫ったり描いたりし、その版を介して紙にイメージを転写します。
この版を作る工程そのものが版画の芸術性を決定づける重要なプロセスであり、使用する素材によって表現の幅が大きく変わります。


違い②:複数枚の制作が可能かどうか


直接描かれる絵画は、基本的に世界に一つしか存在しない一点もののオリジナル作品です。
それに対して版画は、完成した一つの版から何枚もの作品を刷ることが可能です。
ただし、これは単なる複製ではなく、作家の監修のもとで限定された部数のみが制作されるため、一枚一枚が独立した芸術作品としての価値を持ちます。

版画の価値を決めるエディションナンバーの役割


版画が美術品としての価値を持つ理由の一つに、エディションナンバー(限定部数)の存在が挙げられます。
作品の下部には「10/100」のように分数で番号が記され、分母が総制作枚数、分子がその作品の番号を示します。
作家は刷り上がった作品を厳しくチェックし、品質基準を満たしたものだけに直筆サインとエディションナンバーを記入します。

この他に、作家保存用を示す「E.A.」や「E.P.」、非売品・贈呈用を示す「S.P.」といった記号が記されることもあります。

【種類別】版画の4つの主要な技法と特徴


版画とは

版画は、版のどの部分にインクがついて刷られるかという原理の違いによって、大きく4種類に分類されます。
それぞれの名称は「凸版画」「凹版画」「平版画」「孔版画」です。
これらの技法はそれぞれ異なる特徴を持ち、多彩な表現を生み出します。


凸版画(とっぱんが):彫って残った部分で表現する技法


凸版画は、版の出っ張った部分にインクを付けて紙に写し取る技法です。
彫刻刀などで版を彫り、不要な部分を削り取ることで絵柄を残します。
線の力強さや白と黒のコントラストがはっきりとした表現が特徴で、学校の図工で習う木版画や、消しゴムはんこもこの技法の一種です。

代表的な技法:木版画


木版画は、凸版画のなかで最も歴史が古く、代表的な技法です。
版の材料には桜や桂といった木が用いられ、彫刻刀で彫ることによって生まれる素朴で温かみのある線が魅力です。
木の板目も作品の味わいとなり、日本の浮世絵もこの木版画の技術によって発展しました。


凹版画(おうはんが):彫った溝にインクを詰めて刷る技法


凹版画は、銅などの金属板に彫った溝の中にインクを詰め、プレス機で強い圧力をかけてインクを紙に写し取る技法です。
凸版画とは逆に、へこんだ部分が線となります。
鋭い針のような道具で直接版に線を刻んだり、酸で腐食させたりして溝を作ります。

線の深さによって表現が変化し、繊細でシャープな描線が特徴です。
主にヨーロッパで発展しました。

代表的な技法:銅版画


銅版画は凹版画の代表格で、銅の板を版として使用します。
インクの拭き取り方によって生まれる独特の黒の諧調や、ビロードのような深みのある質感が特徴です。
非常に古い歴史を持ち、紙幣の印刷や書籍の挿絵、装飾画など、幅広い分野で用いられてきました。


平版画(へいはんが):水と油の反発を利用する化学的な技法


平版画は、版に物理的な凹凸を作らず、水と油が反発しあう化学的な原理を利用する技法です。
版材には石灰石やアルミ板が使われ、油性の画材で描いた部分にのみインクが乗る仕組みです。

ローラーでインクを乗せて刷るため、クレヨンや筆で描いたような、柔らかく繊細なタッチをそのまま表現できます。

代表的な技法:リトグラフ


リトグラフは平版画の代表的な技法であり、石版画とも呼ばれます
描画材で描いた筆致やかすれ、繊細な濃淡を忠実に再現できるため、多くの画家が作品制作に用いました。
多色刷りも比較的容易で、19世紀のフランスではポスター芸術として発展し、世界中に普及しました。


孔版画(こうはんが):版にあけた穴からインクを通して刷る技法


孔版画は、版にインクが通り抜けるための穴(孔)をあけ、そこからインクをヘラのような道具で押し出して刷る技法です。
版には絹(シルク)や化学繊維の布を張った木枠を使用し、絵柄以外の部分の布の目をふさぐことでインクが通らないようにします。

Tシャツのプリントなど、美術の分野以外でも広く応用されています。

代表的な技法:シルクスクリーン


シルクスクリーンは孔版画の代表的な技法です。
他の版画技法に比べてインクを厚く盛ることができ、鮮やかで均一な色面を作れるのが特徴です。
写真製版との相性も良く、デザイン性の高い表現が可能なため、アンディ・ウォーホルをはじめとするポップアートの作家たちに多用されました。

版画に関するよくある質問


ここでは、版画の価値や分類など、多くの人が抱く疑問について回答します。
版画の良さをより深く理解するために、何か気になる点があれば確認してみてください。

Q1:版画は複製なのに、なぜ美術品として価値があるのですか?


A:作家自身が監修し、部数を限定して刷られるオリジナル版画であるため、美術品としての価値が生まれます
版は刷るたびに劣化するため無限に制作できず、作家のサインとエディションナンバーによってその価値が保証されます。
単なる複製画とは異なる、版画独自の美術表現です。

Q2:有名な浮世絵は、どの版画の種類に分類されますか?


A:有名な浮世絵は、凸版画の一種である「木版画」に分類されます。
江戸時代に発展した日本独自の多色刷り木版画で、絵師、彫師、摺師という専門家の分業によって制作されました。
その芸術性と歴史は、海外の画家にも大きな影響を与えたことで有名であり、和を代表するアートです。

Q3:初心者が自宅で簡単に楽しめる版画はありますか?


A;厚紙を切ったり貼ったりして版を作る「紙版画」や、消しゴムはんこが手軽に始められます。
小学校4年〜6年の図工でも扱われる技法で、専門的な道具が少なくても楽しめます。

例えば、うさぎなどの動物を11cm四方程度のサイズで彫ってみるなど、小さな作品から挑戦するのがおすすめです。

まとめ


版画は、木や金属などで作られた「版」を介して制作される間接的な表現技法であり、複数枚の作品を生み出せる点が一点ものの絵画との大きな違いです。
本記事で紹介した凸版、凹版、平版、孔版という4種類の技法の流れは、それぞれが独自の原理と表現方法を持ち、美術の世界をより豊かにしています。

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