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コラムコラム

絵画

絵の種類を一覧で解説!技法・題材・流派の分け方から解説2026/04/23

絵の種類を一覧で解説!技法・題材・流派の分け方から解説

絵画には、使われる画材や描かれる対象、制作された時代の思想背景などによって、多種多様な種類が存在します。
絵画の種類を理解することで、美術鑑賞をより深く楽しめたり、自身で創作活動を始めたりする際の指針となるでしょう。
この記事では、複雑に見える絵画の世界を、「技法」「題材」「流派」という3つの角度から、代表的な種類を分かりやすく解説します。

絵画の分類は大きく3つ!まずは全体像を把握しよう


美術の世界における絵画は、主に3つの軸で分類されます。
1つ目は油絵具や水彩絵具といった画材や描き方で分ける「技法」、2つ目は人物や風景など何が描かれているかで分ける「題材」、3つ目は特定の時代や思想を共有する画家たちの集まりである「流派・様式」です。
この3つの視点を持つことで、絵画の全体像が理解しやすくなります。

例えば、同じ「風景」という題材でも、使われる画法や流派によって表現は大きく異なります。

【技法別】画材や描き方で分ける絵画の種類10選


絵の種類を一覧で解説!技法・題材・流派の分け方から解説

絵画の種類を分ける最も基本的な軸が、何を使ってどのように描くかという「技法」です。
使用する絵具やキャンバスなどの画材、そしてその描き方によって、作品の質感や雰囲気は大きく変わります。
油彩画の重厚な表現から水彩画の透明感あふれる表現まで、ここでは代表的な10種類の技法の特徴を紹介します。


重厚感と深みのある表現ができる油彩画(油絵)


油彩画は、顔料を乾性油(リンシードオイルなど)で溶いた油絵具を使って描かれる絵画です。
乾燥が遅いため、画面上で色を混ぜ合わせたり、乾燥後も修正や重ね塗りが容易にできたりする点が特徴的です。
この性質により、色彩の深みや光沢、重厚な質感を表現することに長けています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」やゴッホの「ひまわり」など、西洋絵画の歴史において多くの名作がこの油絵の技法で生み出されました。


透明感あふれる淡い色合いが魅力の水彩画


水彩画は、顔料を水で溶いて描く絵画技法です。
水の量によって色の濃淡を調整し、にじみやぼかしといった表現を生み出せるのが大きな特徴です。
紙の白色を活かした透明感のある淡い色調は、水彩画ならではの魅力と言えます。

乾燥が速く、比較的手軽に始められるため、学校の美術教育や趣味のスケッチなどでも広く親しまれています。
風景画や植物画など、瑞々しい表現が求められる題材と特に相性が良い技法です。


速乾性があり扱いやすいアクリル画


アクリル画は、アクリル樹脂を固着材として作られたアクリル絵具を用いて描かれます
最大の特徴は乾燥が非常に速いことで、乾くと耐水性になるため、重ね塗りがしやすいという利点があります。

水の量を調整することで、油彩画のような厚塗りから水彩画のような透明感のある塗り方まで、多彩な表現が可能です。
発色が鮮やかで、ポップアートやイラストレーションの分野でも広く用いられています。


岩絵具や墨など伝統的な画材で描く日本画


日本画は、岩絵具、顔料、墨、胡粉といった日本の伝統的な画材を用いて、和紙や絹の上に描かれる絵画です。
動物の皮や骨から作られる膠を接着剤として絵具を定着させます。

油彩画が「塗り重ねる」絵画であるのに対し、日本画は「描き込む」というよりは「色を置く」感覚に近いと言われます。
岩絵具特有のざらついた質感や、落ち着いた色調が特徴で、独特の風合いを生み出します。


墨の濃淡と筆遣いで世界を表現する水墨画


水墨画は、墨と水、そして筆だけを用いて描かれる東洋独自の絵画です。
色のない世界でありながら、墨の濃淡や筆遣い、かすれ、にじみといった技法を駆使して、万物の色彩や質感、さらには空気感までを表現します。
描かれていない「余白」も重要な構成要素であり、鑑賞者の想像力を掻き立てます。

中国で生まれ、日本で独自の発展を遂げた、精神性の高い芸術です。


柔らかく温かみのあるタッチが特徴のパステル画


パステル画は、顔料の粉末を粘着剤で固めた棒状の画材「パステル」を用いて描かれます
筆を使わず、パステルを直接紙に擦り付けて描くため、独特の柔らかく温かみのあるタッチが生まれます。

指や布でこすることで簡単に色をぼかしたり、混ぜ合わせたりできるのも大きな特徴です。
線の表現と面の表現の両方が可能で、デッサンに使われる鉛筆や木炭に近い素描画材としても扱われます。


シャープな線で緻密な表現が可能なペン画


ペン画は、インクをつけたペンを使い、主に線で描かれる絵画です。
線の強弱や太さ、密度をコントロールすることで、立体感や質感、陰影を表現します。
ハッチング(平行線を重ねる)やクロスハッチング(線を交差させる)といった技法が多用され、シャープで緻密な描写を得意とします。

鉛筆画とは異なり、一度描いた線は修正が難しいため、正確な描画力が求められます。
イラストレーションや漫画の制作現場でも基本となる技法です。


木版や銅版などを使って制作される版画


版画は、木や金属、石などで作った「版」にインクをのせ、紙に転写することで絵を制作する技法です。
直接描くのとは異なり、同じ作品を複数制作できる「複数芸術」である点が最大の特徴です。
版の素材によって木版画、銅版画、石版画(リトグラフ)などに分類され、それぞれ彫り方やインクののせ方が異なるため、独自の表現が生まれます。

葛飾北斎の「富嶽三十六景」は、世界的に有名な木版画の傑作です。


フレスコ画やテンペラ画などの古典技法


西洋美術の歴史には、現在ではあまり使われなくなった古典技法も存在します。
フレスコ画は、乾ききらない漆喰の壁に水で溶いた顔料で描く壁画技法です。

一方、テンペラ画は、顔料を卵黄や膠など水と油を混ぜ合わせる乳化剤で溶いて描く技法で、油彩画が普及する前のルネサンス期に主流でした。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、フレスコ画ではなく、油性テンペラ技法によって描かれた壁画として知られています。この技法が原因で、当時から作品の保存状態が悪かったとされています。
これらの技法は、美術史を理解する上で重要な役割を果たします。


パソコンやタブレットで自由に描くデジタル絵画


デジタル絵画は、パソコンやタブレット、ペンタブレットといったデジタル機器と、専用のソフトウェアを使って描かれる現代的な絵画です。
物理的な画材を必要とせず、多彩なブラシや色を自由に選択でき、修正や加工が容易な点が大きな利点です。
水彩風、油彩風といったアナログの質感を再現することも可能で、プロのイラストレーターやアニメーター、ゲームデザイナーなど、幅広い分野で主要な制作手法となっています。

アニメやイラストの世界では欠かせない技法です。

【題材別】描かれるテーマで分ける絵画の種類7選


絵の種類を一覧で解説!技法・題材・流派の分け方から解説

絵画は「何が描かれているか」というテーマ、すなわち題材によっても分類されます。
画家が何に関心を持ち、何を描くことを選んだかによって、作品の持つ意味やメッセージは大きく異なります。
人物の表情を描く肖像画から、壮大な自然を描いた風景画まで、ここでは代表的な7つの題材を紹介します。


モデルの特徴や内面性を描き出す人物画・肖像画


人物画は人間を主題として描いた絵画全般を指し、その中でも特定の個人を描いたものを肖像画と呼びます。
単に外見を似せるだけでなく、表情やポーズ、そして特に「目」の表現を通じて、モデルの社会的地位や性格、内面性までをも描き出すことを目指します。
歴史的には、王侯貴族や聖職者などが権威を示すために描かせることが多く、その時代の文化や価値観を反映する重要な記録でもあります。


山や海などの自然や街並みを描いた風景画


風景画は、山、川、海といった自然の景観や、都市、建築物などの街並みを主な題材とする絵画です。かつては人物画や歴史画の背景として描かれることもありましたが、西洋では16世紀から17世紀のオランダ絵画において、東洋の中国では3世紀頃には山水画として独立したジャンルとして成立しました。画家の視点を通して、ありのままの自然の姿や、光や大気の移ろい、あるいは心象風景などが表現されます。旅先でのスケッチなど、趣味としても広く親しまれている風景画は、最も身近な絵画ジャンルの一つです。


果物や花など身の回りにあるものを描く静物画


静物画は、果物や花、食器、楽器、書物など、動かない身近なものを題材として描く絵画です。
画家が自由にモチーフを配置し、構図や光の当たり方、色彩の組み合わせを研究できるため、絵画の基本的な訓練としても重要なジャンルです。
一見すると何気ない日常の品物を描くことで、画家の技術を示すだけでなく、そこに象徴的な意味を込めて人生の儚さを表現することもあります。


歴史的な出来事や神話を題材にした歴史画


歴史画は、過去の重要な歴史的事件や、神話、伝説、文学作品の有名な場面などを題材にした絵画です。
かつてのヨーロッパでは、絵画のジャンルの中で最も格調高いものとされていました。
単なる出来事の記録ではなく、英雄的な行為や教訓的な物語を通して、鑑賞者に道徳的なメッセージや思想を伝える役割を担っていました。

壮大なスケールとドラマチックな構成が特徴で、歴史の理解を深める一助となります。


聖書や仏教の教えなどをテーマとする宗教画


宗教画は、キリスト教の聖書や仏教の経典など、特定の宗教の教えや物語、聖人などをテーマに描かれた絵画です。
文字を読めない人々に対して教義を視覚的に伝え、信仰心を高めるという重要な役割を担っていました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のように、聖書の有名な場面を描いた作品は数多く存在し、西洋美術史の中核をなすジャンルとなっています。
教会の装飾としても発展しました。


人々の日常の暮らしや文化を描いた風俗画


風俗画は、特定の時代や社会における人々の日常生活の様子や、祭り、労働といった風俗を描いた絵画です。
歴史画が英雄や神々といった特別な存在を描くのに対し、風俗画は名もなき庶民の暮らしに焦点を当てます。

これにより、当時の人々の服装や文化、生活感などを生き生きと知ることができます。
日本の浮世絵もこのジャンルに含まれ、葛飾北斎などの作品は当時の江戸の文化を今に伝えています。


動物や植物を精密に記録する博物画


博物画は、動物、植物、鉱物などを、科学的な観察に基づいて正確かつ詳細に記録することを目的とした絵画です。
ボタニカルアート(植物画)などが代表的です。

芸術的な表現よりも、対象の形態や特徴を客観的に伝えることが重視されるため、図鑑や研究資料として用いられることが多くあります。
風景画のように全体の雰囲気を描くのではなく、対象そのものの姿を精密に描写する点に特化しています。

【流派・様式別】時代や思想で分ける絵画の種類5選


絵の種類を一覧で解説!技法・題材・流派の分け方から解説

絵画は、描かれた時代や地域の思想、美意識を反映して、共通のスタイルやテーマを持つグループ、すなわち「流派」や「様式」によっても分類されます。
これらの流れを理解することは、美術史の大きな変遷を掴む上で欠かせません。
同じ画家でも、時代によって作風が変化することもあり、例えばピカソは青の時代からキュビスムへと様式を変化させていきました。

ここでは、美術史において重要な5つの流派・様式を紹介します。


古代ギリシャ・ローマを手本とした荘厳な新古典主義


新古典主義は、18世紀後半から19世紀初頭にかけてフランスを中心に興った芸術様式です。
古代ギリシャやローマの美術を理想とし、調和、秩序、理性を重んじました。
明確な輪郭線、安定した構図、抑制された色彩が特徴で、荘厳で静的な印象を与えます。

主題としては、古代の神話や歴史上の英雄的な出来事が好んで描かれ、道徳的な教訓を伝える役割も担っていました。
フランス革命期の画家ジャック=ルイ・ダヴィッドが代表的な存在です。


感情や個性をドラマチックに表現したロマン主義


ロマン主義は、新古典主義の理性や普遍性に対抗し、18世紀末から19世紀半ばにかけてヨーロッパで広まった芸術運動です。
個人の感情、情熱、夢、異国趣味などを重視し、ダイナミックな構図と激しい筆致、明暗の強い対比を用いてドラマチックな場面を描き出しました。
自然の雄大さや脅威も重要なテーマとされました。

後の時代のゴッホの作品に見られるような、画家の内面を激しく表現するスタイルの源流の一つとも言えます。


見たままの現実をありのままに描く写実主義(リアリズム)


写実主義(リアリズム)は、19世紀半ばのフランスで生まれた芸術運動で、神話や歴史といった伝統的な主題ではなく、同時代のありふれた現実や労働者などの姿を、理想化せずにありのままに描くことを目指しました。単に外見を本物そっくりに描くことだけを指すのではなく、社会的な現実を客観的に見つめ、描写しようとする態度が重要視されます。

光の変化と色彩を追求し、近代絵画の扉を開いた印象派


印象派は、19世紀後半のフランスで始まった、近代絵画において最も重要な芸術運動の一つです。
アトリエでの制作が主流だった時代に、戸外に出て陽光の下で制作を行い、光や大気の変化によって刻々と移り変わる対象の「印象」を捉えようとしました。
パレット上で色を混ぜず、短い筆触で色を並べる「筆触分割」という技法で、明るく鮮やかな色彩表現を生み出しました。
クロード・モネの「印象・日の出」がその名の由来となっています。


具体的な形にとらわれず点や線、色で構成される抽象画


抽象画は、20世紀初頭に生まれた、具体的な対象物を描かずに、点、線、面、色彩といった純粋な造形要素だけで構成される絵画です。
現実の再現から解放され、画家の内面的な感情やリズム、精神性を直接的に表現しようと試みました。
ワシリー・カンディンスキーがその先駆者とされています。

また、ピカソらが推し進めたキュビスムのように、対象を多角的な視点から再構成する試みも、具象から抽象への大きな流れを生み出すきっかけとなりました。

絵の種類に関するよくある質問


ここまで様々な絵の種類を見てきましたが、まだ疑問に思う点もあるかもしれません。
例えば、絵画は英語で「painting」や「drawing」と表現されますが、その種類は多岐にわたります。
ここでは、絵の種類に関して特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1:絵画をこれから始めるならどの種類がおすすめですか?


A:扱いやすさからアクリル画や水彩画、手軽さからはデジタル絵画がおすすめです。
アクリル画は速乾性で重ね塗りがしやすく、水彩画は少ない画材で始められます。
デジタル絵画は、初期費用はかかりますが、一度機材を揃えれば追加の画材が不要で、修正も簡単なため初心者でも挑戦しやすいでしょう。

Q2:有名な「モナ・リザ」やゴッホの「ひまわり」はどの種類に分類されますか?


A:レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」と、ゴッホの「ひまわり」は、どちらも技法的には「油彩画」に分類されます。
題材別では「モナ・リザ」が肖像画、「ひまわり」が静物画にあたります。
流派としては、「モナ・リザ」はルネサンス期、「ひまわり」はポスト印象派の代表作とされています。

Q3:「技法」と「流派」にはどのような違いがありますか?


A:技法は「何を使ってどう描くか」という物理的な手段(油彩、水彩など)を指すのに対し、流派は「どのような考え方で何を描くか」という時代や思想の傾向(印象派、写実主義など)を指します。
この二つの軸は異なりますが、特定の流派では好まれる技法が存在するなど、互いに関連しあっています。

まとめ


この記事では、絵画の種類を「技法」「題材」「流派・様式」という3つの主要な分け方で解説しました。
油彩画や水彩画といった技法の違いから、風景画や人物画といった題材による分類、そして印象派や写実主義といった美術史上の大きな流れまでを紹介しました。
本記事で触れた新古典主義から抽象画に至る6つの様式のように、絵画には様々なスタイルが存在します。

これらの分類を知ることで、美術館での鑑賞が一層楽しくなり、創作活動の幅も広がるでしょう。

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