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コラムコラム

刀剣・刀装品

日本刀の種類を一覧で徹底解説!見分け方や各部の名称、名刀まで2026/03/06

日本刀の種類

日本刀は、その美しい姿と鋭い切れ味で世界中の人々を魅了し続けています。
しかし、一口に日本刀といっても、作られた時代や用途によって姿形は様々です。

この記事では、太刀や打刀といった代表的な日本刀の種類から、槍や薙刀といった多様な形状のものまでを網羅的に解説します。
それぞれの定義や見分け方、歴史的変遷といった知識を深めることで、日本刀の持つ奥深い魅力に触れることができるでしょう。

まずは一覧で確認!日本刀の主な種類と分類


日本刀の種類は、主に刃の長さである「刃長」によって分類されますが、形状や作られた時代の戦闘様式によっても分けられます。
その数は非常に多く、一つひとつに独自の歴史と特徴が存在します。
代表的なものとして、優雅な反りが特徴の「太刀」、最も一般的な「打刀」、打刀と共に差される「脇差」、護身用の「短刀」が挙げられます。

その他にも、「剣」や「薙刀」、「槍」といった武器も広義の日本刀に含まれます。

【寸法別】日本刀の代表的な4つの種類


日本刀を分類する上で最も基本的な基準となるのが、刃の部分の長さである「刃長(はちょう)」です。
法律(銃砲刀剣類所持等取締法)上の定義では、刃長が15cm以上のものが「刀剣類」とされ、登録が必要です。
美術品として日本刀を扱う場合、一般的に刃長によって「刀(太刀・打刀)」「脇差」「短刀」の3つに大別されます。

ここでは、それぞれの長さの基準と、それによって分類される代表的な4つの種類について解説します。

太刀(たち):馬上での戦いに特化した反りの強い刀


太刀は、平安時代から鎌倉時代にかけて主流だった日本刀です。
刃長は2尺(約60.6cm)以上あり、騎馬戦での使用を想定して作られています。
最大の特徴は、刀身全体の反りが強く、特に柄に近い部分で大きくカーブする「腰反り」です。

これは馬上で刀を抜き、振り下ろして斬りつける際に有利な形状でした。
佩用する際は、刃を下向きにして腰から吊るす「佩く(はく)」というスタイルをとります。
その姿は優美で、儀仗用としても重んじられました。

打刀(うちがたな):徒歩戦が主流になり登場した最も一般的な日本刀


打刀は、室町時代中期以降、戦闘の主流が騎馬戦から徒歩での集団戦に移り変わる中で誕生しました。
現代において「日本刀」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この打刀です。
刃長は太刀と同じく2尺以上ですが、反りが浅く、先端に近い部分が反る「先反り」が特徴です。

腰の帯に刃を上向きにして差すため、鞘から抜き放ちながら斬りつける「抜き打ち」がしやすい構造になっています。
戦国時代から江戸時代にかけて最も有名かつ実用的な刀として普及しました。

脇差(わきざし):打刀と共に差した短い刀


脇差は、刃長が1尺(約30.3cm)以上2尺未満の刀を指します。
その名の通り、打刀の脇に差す刀として使われました。
主な役割は、打刀が折れたり使えなくなったりした際の予備の武器や、室内など狭い場所での戦闘用です。

江戸時代になると、武士は身分を示す証として打刀と脇差の2本を差す「大小二本差し」が義務付けられました。
この大小差しの「小」にあたるのが脇差であり、武士の象徴的な装備の一つとなりました。

短刀(たんとう):護身用や儀礼用に使われた短い刃物


短刀は、刃長が1尺(約30.3cm)未満の短い刃物です。
反りがほとんどない「寸延び短刀」などの例外を除き、通常は平造りという単純な構造をしています。
主な用途は、鎧の隙間を突くための武器(鎧通し)や、懐に忍ばせる護身用でした。

また、武士が自決する際の道具や、儀礼の際の装飾品としても用いられるなど、その役割は多岐にわたります。
女性が護身用に持つ懐剣(かいけん)も短刀の一種です。

太刀と打刀はどう見分ける?3つの具体的な違いを解説


日本刀の種類

博物館などで日本刀が展示されている際、それが太刀なのか打刀なのかを見分けるのは初心者には難しいものです。
しかし、いくつかのポイントを知っていれば、その違いを判断する手がかりになります。
太刀と打刀は、作られた時代の戦闘方法の違いを反映して、携帯方法や刀身の形状、製作者の銘を入れる位置に明確な差異が見られます。

ここでは、その3つの具体的な見分け方について解説します。

違い① 佩き方・差し方から見る刃の向き


最も分かりやすい違いは、携帯方法とその際の刃の向きです。
太刀は、刃を下に向けて腰から吊り下げる「佩く」という方法で携帯します。
一方、打刀は刃を上に向けて腰の帯に直接「差す」のが基本です。

このため、展示されている拵付きの刀を見れば、どちらか判別できます。
刀を吊るすための金具が付いていれば太刀、帯に固定するための栗形という部品があれば打刀と判断可能です。
刀身の背の部分にあたる棟の向きが、携帯時に上になるか下になるかが根本的な違いです。

違い② 反りの中心位置


刀身の反り方も、太刀と打刀を見分ける重要なポイントです。
太刀は馬上で抜きやすく、また振り下ろした際の斬撃効果を高めるため、柄に近い根本部分が最も強く反っている「腰反り」が特徴的です。
これに対し、打刀は徒歩での戦闘で、素早く抜いて斬りつけたり突いたりする動作に適応しています。

そのため、反りの中心が刀身の中ほどから切っ先寄りにある「先反り」や「中反り」のものが多く見られます。
刀身全体のカーブのどの辺りを中心に反っているかに着目すると、両者の違いが分かります。

違い③ 刀工の銘が刻まれる位置


刀工は、完成した刀の茎と呼ばれる柄に隠れる部分に、自分の名前や製作年月日などを刻みます。
これを「銘」と呼びますが、この銘が刻される位置も太刀と打刀では異なります。
太刀は刃を下にして佩いたときに外側になる面に銘が切られます。

打刀は、刃を上にして差したときに外側になる面に銘が切られるのが原則です。
したがって、銘がどちらの面に刻まれているかを確認することで、元々どちらとして作られた刀なのかを判別できます。
ただし、銘のない無銘の刀も多く存在します。

まだある!槍や薙刀など形状が異なる日本刀の種類


日本刀というと、一般的には反りのある片刃の刀剣を想像しますが、広義には様々な形状の武器が含まれます。
これらは戦闘様式の変化や特定の用途に応じて発展したもので、それぞれに独自の機能と歴史を持っています。
刀とは異なる長い柄を持つ武器や、日本刀の原型とされる古代の武器など、その名前と共に多様な種類が存在します。

ここでは、刀や脇差以外の、形状に特徴のある日本刀の種類を紹介します。

薙刀(なぎなた):長い柄で遠心力を活かして戦う武器


薙刀は、長い柄の先に反りのある刀身を取り付けた武器です。
そのリーチの長さを活かし、遠心力を利用して薙ぎ払うように攻撃します。
平安時代から室町時代にかけて、特に僧兵が用いた武器として知られています。

また、江戸時代以降は武家の女性が身につけるべき武芸とされ、「なぎなたは女子の武道」というイメージが定着しました。
刀身の反りが強く、幅が広いものが多いのが特徴です。

長巻(ながまき):太刀の柄を長くした豪快な武器


長巻は、大太刀のような長い刀身に、刀身と同じくらいの長さの柄を取り付けた武器です。
形状は薙刀に似ていますが、刀身が太刀に近い姿をしている点が異なります。
長い柄を両手で持って扱うことで、遠心力を利用した強力な斬撃を繰り出すことができました。

鎌倉時代から南北朝時代にかけて特に流行し、その豪快な見た目と威力から、力のある武将に好んで使用されたとされています。

槍(やり):突くことを目的とした実戦的な武器


槍は、長い柄の先端に両刃の穂先を取り付けた、突くことを主目的とする武器です。
シンプルな構造ながら非常に実戦的で、特に集団戦において絶大な効果を発揮しました。
戦国時代には足軽の主要な武器として大量に用いられ、戦の勝敗を左右する重要な役割を担いました。

穂先の形状は様々で、左右に鎌が付いた「鎌槍」など、用途に応じた多様なバリエーションが存在します。

剣(つるぎ):両刃で日本刀の原型となった古代の武器


剣は、両側に刃が付いた「両刃造り」で、反りのない直線的な形状を持つ武器です。
日本刀が独自の「反り」を持つ以前、古墳時代から奈良時代にかけて作刀された日本刀の原型とされています。
大陸から伝わった技術を元にしており、主に突くことを目的としていました。

現存するものは少なく、その多くが神社への奉納品や権威の象徴として扱われてきたため、神話や伝説に登場することも少なくありません。

直刀(ちょくとう):反りのない日本刀初期の形状


直刀は、剣と同じく反りのないまっすぐな刀身を持ちますが、刃が片側にしかない「片刃」である点が剣との大きな違いです。
日本刀が独自の反りを持つようになる過渡期の形状で、古墳時代から奈良時代にかけて作られました。
この時代の戦闘はまだ斬り合うというよりは、叩く、突くといった使い方が主であったため、このような形状をしていました。

正倉院に収蔵されているものが有名です。

なぜ形が変わった?戦い方の変化で見る日本刀の歴史的変遷


日本刀の形状は、時代ごとの主要な戦闘様式の変化と密接に結びついています。
騎馬戦が中心だった時代には馬上で扱いやすい形に、徒歩での集団戦が主流になると地上で素早く抜ける形へと、その姿を変えてきました。
武器としての実用性を追求した結果が、各時代の日本刀の個性となっています。

ここでは、古代から江戸時代に至るまでの歴史を追いながら、戦い方の変化が日本刀の形にどのような影響を与えたのかを解説します。

古墳〜奈良時代:反りのない「直刀」が主流だった時代


日本における刀剣の歴史は、大陸から鉄を加工する技術が伝わった古墳時代に始まります
この時期に作られた刀は「直刀」と呼ばれ、文字通り反りのないまっすぐな形状をしていました。
当時の戦闘は、馬に乗っていても斬り合うのではなく、主に武器を振り下ろして叩いたり、突いたりするものでした。

そのため、斬撃に適した反りは必要とされず、大陸の剣にならった直線的な刀剣が主流として用いられていました。

平安〜鎌倉時代:騎馬戦に適した「太刀」の誕生


平安時代中期になると、武士階級が台頭し、戦闘の主役は馬に乗った武士による一騎打ちへと変化します。
馬上から効率よく敵を斬りつけるために、日本刀に大きな変革がもたらされました。
それが「反り」の誕生です。

反りのある刀身は、馬上で抜きやすく、振り下ろした際に斬撃の威力を高める効果があります。
こうして生まれたのが、反りが強く優美な姿を持つ「太刀」であり、日本刀独自の様式が確立された時代です。

室町〜安土桃山時代:集団戦で活躍する「打刀」へ


応仁の乱を経て戦国時代に突入すると、戦闘は大規模な集団戦へと移行し、足軽などの歩兵が主力となりました。
戦場が馬の上から地上に移ったことで、長大で抜くのに手間取る太刀よりも、より機動的で素早く抜刀できる刀が求められるようになります。
そこで登場したのが「打刀」です。

打刀は刃を上にして腰に差すため、鞘から抜き放つ動作と斬りつける動作を一体化でき、徒歩での乱戦において絶大な効果を発揮しました。

江戸時代以降:武士の魂の象徴となった「大小拵」


徳川幕府による天下統一が成り、戦乱の世が終わりを迎えた江戸時代、日本刀の役割は再び大きく変化します。
実戦の武器としてよりも、武士の身分や権威を示す象徴、すなわち「武士の魂」としての意味合いが強くなりました。
幕府の規定により、武士は打刀と脇差の二本を腰に差す「大小拵」を正装とすることが定められました。

この時代、刀は実用性だけでなく、各々のこだわりを反映した美術工芸品としての側面も強め、和の文化と共に発展を遂げました。

豆知識:知っておくと鑑賞がもっと楽しくなる日本刀各部の名称


日本刀を鑑賞する際、各部分の名称を知っていると、その刀が持つ特徴や見どころをより深く理解できます。
刀剣の専門用語は数多くありますが、まずは基本的な部分の名称を覚えるだけで、刀工の技術やこだわり、その刀が経てきた歴史に思いを馳せることができるようになります。
ここでは、刀そのものである「刀身」と、刀を納める外装である「拵」に分けて、主要な各部の名称を紹介します。

刀身(とうしん)の各部名称


刀身は、日本刀の切れ味や美しさを決定づける本体部分です。
先端の鋭い部分を「切先(きっさき)」、物を斬るのに最も適した部分を「物打(ものうち)」と呼びます。
焼き入れによって刃に現れる白い波紋のような模様が「刃文(はもん)」で、刀工の個性が最も現れる見どころの一つです。

刃文以外の部分の金属の鍛え肌は「地肌(じはだ)」、刀身の側面にある稜線を「鎬(しのぎ)」と言います。
柄に収まる部分は「茎(なかご)」と呼ばれ、作者の銘が刻まれています。

拵(こしらえ)の各部名称


拵は、刀身を保護し、実用性を高めるための外装一式を指します。
刀身を納める鞘、手で握る部分である柄、そして拳を護るための鍔が主要な構成要素です。

柄の両端を補強する金具は、鍔側のものを「縁」、柄の先端のものを「頭」と呼び、合わせて「縁頭」と称されます。
柄に巻きつけられた紐の下に見える装飾的な金具は「目貫」で、滑り止めの役割も果たします。

日本刀の種類に関するよくある質問


日本刀に興味を持ち始めると、様々な疑問が浮かびます。
ここでは、日本刀の種類に関して特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
「最も有名な種類は何ですか?」といった基本的な問いから、長さの基準、現代での作刀状況まで、初心者が抱きやすい疑問点を解説します。

Q1:最も有名な日本刀の種類は何ですか?


A:最も有名な日本刀の種類は打刀です。
時代劇や映画アニメなどで侍が腰に差している刀のほとんどが打刀であり一般的な知名度が最も高いと言えます。
現存する数も多く日本刀の代表的な姿として広く認識されています。

Q2:刀、太刀、脇差、短刀の長さの基準を教えてください。


A:日本刀は刃長によって分類されます。
基準は以下の通りです。
刀は2尺以上、脇差は1尺以上2尺未満、短刀は1尺未満と定められています。

Q3:現代でも日本刀は作られていますか?


A:はい、作られています。
文化庁の認可を受けた「刀匠」が、玉鋼を素材とする伝統的な製法に従って作刀しています。
これらは武器ではなく「美術品」として扱われ、完成した刀を所持するには、各都道府県の教育委員会への登録が必要です。

まとめ


日本刀には、寸法や形状、作られた時代の戦闘様式によって多様な種類が存在します。
馬上戦で用いられた優美な「太刀」、徒歩戦で主流となった実用的な「打刀」、そして「脇差」や「短刀」など、それぞれが独自の役割と歴史的背景を持っています。
刃の向きや反りの位置、銘の刻印といった見分け方のポイントや、刀身・拵の各部名称を知ることで、博物館などでの鑑賞がより一層深いものになります。


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