書画　1913‐2000

 

殿村藍田は青藍社主宰、謙慎書道会副理事長、全日本書道連盟顧問、日展参事などを務めた書道家です。はじめ書家の豊道春海に師事して中国の何紹基の書を手本に学びました。「周美成憶舊遊」が日展特選、「和歌二首」が日展内閣総理大臣賞、「薛逢詩」で日本芸術院賞を受賞。漢文の他、屏風や料紙に書かれた、行書、草書、かな書きが高い評価を得ています。宋詩や「一条摂政集」などを書の題材としましたが、中国の呉昌碩や趙之謙を手本に文人画も手掛け、中国の北京や上海、フランスのパリで個展を開催しています。

 

1913年　誕生
1933年　東京工業専修校を卒業する
1936年　書塾を開く
1950年　書道作品「周美成憶舊遊」が日展特選を受賞する
1961年　謙慎書道会副理事長に就任する
1967年　仮名作品「和歌二首」で日展内閣総理大臣賞を受賞する
1977年　「薛逢詩」で日本芸術院賞を受賞する

1978年　フランスのパリで個展を開催する

1980年　神奈川県文化功労者となる
1984年　日本文化振興会国際アカデミー賞を受賞
1988年　北京で個展を開催する
1992年　中国の上海で個展を開催する
1993年　中国西安で個展を開催する
1997年　上海博物館で個展を開催する
2000年　逝去