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三輪田米山
三輪田米山
三輪田米山
三輪田米山
書画 1821‐1908
愛媛の僧侶明月、懶翁と並び「伊予の三筆」と称される書家。別号に得正軒主人。愛媛県の日尾八幡神社の神官の家に誕生する。家業の神官を務めながら、同郷の僧侶明月、江戸時代の書家の細井広沢、中国の「淳化閣帖」や「絳帖」に収録された王羲之の楷書を手本として独学で書を学び、愛媛県に石碑など約3万点の揮毫を残す。晩年は明治天皇の侍講として書の指導を行った。
三輪田米山は屏風や掛軸、半紙に力強く太い筆致によって、気宇壮大で天衣無縫と表現できる破格の作品を多数残した。死後に実業家の山本發次郎による収集と、書道界で半紙に一~二文字の漢字を書く「大字」が推進されたことにより、三輪田米山の書の魅力が新たに見いだされ、現在は「大字」書家の先駆けとしても位置付けられている。
経歴
1821年 現在の愛媛県に誕生
1871年 日尾八幡神社祠官に任命される
1880年 隠居し、現在の愛媛県各地に揮毫を残す。明治天皇の侍候として書の指導を行う。
1908年 逝去
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