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伊万里や柿右衛門を輩出!歴史あるモダンな焼き物【有田焼】2022/12/05

海外でも名高い伊万里焼や柿右衛門とは、有田焼のことを指した言葉ってご存じでしたか?
テレビ番組などのメディアでは、多くの方が聞いたことがある言葉です。もとは有田焼という言葉が先にあり、伊万里焼や柿右衛門はそこから派生した様式でした。
本記事では有田焼の発祥からその様式や技法を紹介。明治維新前後から海外でどのように評価を受けていったかについて触れます。
有田焼はどのようにして生まれ、私たちの生活とどのように関わってきたのでしょう。
それでは、有田焼についてご一緒に見ていきましょう。

有田焼と伊万里焼の違いってなに?


有田焼(ありたやき)は、佐賀県有田町およびその周辺の市町村で製作された磁器です。

その起源は安土桃山時代にまで遡ります。
1590年代(16世紀末)、豊臣秀吉は朝鮮出兵(文禄・慶長の役)を命令。佐賀の大名・鍋島氏は文禄・慶長の役に兵を派遣します。
戦いの中で、鍋島氏は現地から陶工・金ヶ江三兵衛(李参平)らを連れて帰りました。1600年代(17世紀)初め、金ヶ江は有田の泉山で白磁鉱を発見。日本で初めて磁器が焼かれたと伝わります。
このときをもって、有田焼の歴史の始まりとされています。

有田焼と共によく語られるのが「伊万里焼(いまりやき)」の呼び方です。
有田焼は積み出しが現在の伊万里市にある伊万里港で行われ、そのため伊万里焼という名前でも呼ばれてきました。
明治以降からは有田町産の焼き物を有田焼、伊万里市産を伊万里焼と呼んで分けたため、骨董品の「古伊万里焼」は有田焼と実質的に同じ焼き物を指します。


柿右衛門をはじめとする主要な有田焼の三様式とは?


次に有田焼の様式について紹介していきましょう。主な様式は「古伊万里様式」と「柿右衛門様式」、「鍋島窯様式」の三つに分類されます。

古伊万里様式は元禄年間(1688~1704年)発祥の様式です。濃い染付の藍色の素地と金襴手(きんらんで)が特徴でした。
金襴手は金彩文様を施した色絵磁器を指し、五彩とも呼ばれる技法です。有田焼の金襴手は、色絵の上に金泥や金粉で豪華な模様を施しています。

柿右衛門様式は、濁手(にごしで:乳白色の素地)に絵画的な構図で余白を残したまま色絵を施す様式でした。濁手は濁手素地とも呼ばれ、温かみのある柔らかな乳白色を特徴とする素地です。初代酒井田柿右衛門が1670年代に製法を確立させたと考えられています。

最後に鍋島窯様式です。
17世紀の後半になると、有田の鍋島藩窯が伊万里の大川内山に移転。以降、同所では献上品や贈答品が、藩の厳正な管理下で焼かれていきます。
鍋島窯様式の特徴は、規則正しい器形とデザインの色絵や染付、青磁に見ることができます。規則性だけでなく、気品のある作風も特徴の一つです。


香蘭社をはじめ、日本の有田焼ブランドは海外でも高く評価される


有田焼の需要は、江戸時代からすでに国際的に高い評価を受けています。
江戸時代の貿易は、長崎の出島を介して実施されていました。対象国もオランダと清国の2カ国だけに許された限定的な貿易だったのです。
しかしそんな状況の中で、有田焼はオランダ商館の人々の目に留まりました。確かな価値を認識させるだけの存在感があったことは確かでしょう。

1650年代に入ると、オランダの東インド会社が有田焼の海外輸出を開始。東南アジアだけでなくヨーロッパにも有田焼を販売していきます。
当時のヨーロッパには磁器製造の技術がありません。そのため王侯貴族にとっては、磁器を持つことはステータスのひとつとなっていたのです。
18世紀には、ヨーロッパ各地の窯で有田焼の柿右衛門様式を模造品が数多く生産されていきます。
世界に冠たる窯元・オランダのデルフト窯やドイツのマイセン窯、フランスのシャンティー窯でも柿右衛門様式の模造品「柿右衛門写し」を製作。有田焼の技術がヨーロッパで広く認められた存在であったことを示しています。

有田焼が特に海外で評価されたのは、近代になってからでした。
慶応3(1867)年、幕府の要請を受けて佐賀藩はパリの万国博覧会に参加。出品物は高い評価を受けるなど大好評でした。
当時から日本の芸術は世界的に評価されており、これ以降、さらに世界的なジャポニズムの流行が拡大していくこととなります。
明治6(1873)年、日本の出品した美術工芸品はウィーン万国博覧会で高く評価。明治政府は海外の需要に対応に追われることとなります。
同年には佐賀藩出身の佐野常民の計らいによって、最初の貿易商社・起立工商会社が設立。有田焼は世界に進出する足がかりを掴みます。
明治9(1876)年のフィラデルフィア万国博覧会で有田焼が海外から絶賛。香蘭社や精磁会社、深川製磁などが金賞や金牌という高い評価を受けました。

有田焼は日本の技術だけで完成した磁器ではありませんでした。
海外から来た技術者と発展の歴史、海外で評価されたことが重なって、現在の有田焼があると言えます。
確立された三つの様式は、そのまま有田焼の工夫と技術の粋を現しています。海外で評価されたのは、長い歴史の積み重ねと探究があったからでしょう。むしろ日本で生まれた有田焼という良い物が、世界に広く認知されたという方が適切かも知れません。
あなたの身の回りにも、価値の高い有田焼が眠っている可能性があります。気にしてみてはいかがでしょう。




○参考文献および参考サイト


・佐賀県立九州陶磁文化館監修『古伊万里入門』 青幻社 2007年

・「有田焼とは」有田観光協会HP

・「柿右衛門の白い美「濁手」」柿右衛門HP

・「金襴手」コトバンクHP


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