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「つくり手8分、使い手2分。【用の美】を大切にする唐津焼」2021/06/06

焼き物全般を広く指す言葉としては、瀬戸焼に由来する「せともの」があります。しかし、これは主に東日本で広まっていた言葉。西日本では、「からつもの」が焼き物の代名詞として定着していました。その語源であり、瀬戸焼と日本を二分するほど名を馳せたのが、主に佐賀県東部・長崎県北部で生産される「唐津焼(からつやき)」です。

唐津焼は粘土を原料とする陶器で、素朴ながらも味わい深い美しさが特徴。もともとは茶陶として発展し、「一楽二萩三唐津」と称されるほど愛されました。一方で、生活の道具としてもよく使われ、実際に料理を盛ったり花を生けたりする「用の美」が大切にされています。「つくり手8分、使い手2分」ともいわれ、使って初めて作品が完成するのです。


桃山時代に茶陶として重宝され、昭和の時代に再興


唐津焼の誕生については諸説ありますが、現在の佐賀県唐津市北波多(きたはた)の岸岳城主であった波多氏の庇護のもとに、桃山時代の1580年代から焼き物の生産が始まったのが起源とされています。そこへ、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に大名たちが連れ帰ってきた朝鮮陶工の技術が加わり、多くの窯が開かれて発展を遂げました。

やがて、生産地域は肥前国(佐賀県と長崎県)一帯へと拡大。生産された焼き物は、唐津の港から出荷されて各地へ送られました。一節には、このことが唐津焼という名の語源ともいわれています。この頃に生産されていたのがいわゆる「古唐津」で、松浦古唐津、多久古唐津、平戸古唐津、武雄古唐津といった窯がありました。

唐津焼にとって幸運だったのは、当時茶の湯が流行していたことです。唐津焼の素朴な造形は、茶の湯の「侘び寂び」の精神と合致しており、茶陶として人気に。生産量が拡大して作風や種類も豊かになり、「一楽二萩三唐津」と称賛され、慶長年間(1596~1615)には最盛期を迎えました。

しかし、多久古唐津を開窯していた李参平(りさんぺい)が、元和2年(1616)年に有田泉山で磁鉱石を発見。やがて有田焼を誕生させると、肥前地区での焼き物生産は磁器が中心になり、唐津焼の立場は苦しくなりました。それでも江戸時代は藩の御用窯として伝統を守っていましたが、明治期に入ると藩の庇護がなくなり、衰退の一途をたどります。

唐津焼が勢いを取り戻すのは、人間国宝・中里無庵が古唐津の窯跡を発掘し、忘れられていた古唐津の技法を復活させてからです。これにより作り手の数も増加し、現代的な感覚を取り入れた作家も登場。現在は市内に約70の窯元があり、伝統を守りつつも多くの意欲的な作品を生み出しています。


唐津焼の種類は多彩。こだわりが強い作家が多いのも魅力


唐津焼は、土に対するこだわりが非常に強いのが特徴です。北波多が初期の窯場に選ばれたのも、岸岳周辺の土がガラスの原料である砂岩質であったためと考えられています。この土を高温で焼くとガラス成分が溶けて固まり、荒々しく力強い味わいの焼き物が生まれるのです。

原土は、採掘後に十分乾燥させ、粉砕したものをふるいにかけて均一化。水を加えて練り上げ、ろくろ・削りといった作業で成形します。さらに必要があれば素焼きし、絵付けをして釉薬をかけ、最高1300℃で30時間~40時間ほど焼き上げて完成です。

また、唐津焼は他の焼き物に比べて種類がとても多く、用いる土の種類や釉薬、技法などに寄って細かく分類されます。中でも代表的なのが、日本で初めて絵付けをした焼き物といわれる「絵唐津」です。薄茶色の素地に黒い鉄絵具を使い、簡略化された文様を自由に描きます。モチーフは草花や人物、虫、魚、鳥など多彩です。

その他、白濁した釉薬を用いる斑唐津や、鉄分を多く含んだ釉薬を使う黒唐津、白と黒のコントラストが美しい朝鮮唐津、生乾きのうちに化粧土で装飾を施す三島(みしま)などがあります。粉を吹いたような風合いが魅力の粉引(こひき)など、近代になって取り入れられた手法もあり、唐津焼は常に進歩していることがわかります。

そして、各工程を分業化せず、1人で一貫して手掛ける作家が多いのも唐津焼の特徴です。効率のいい仕事はできませんが、その分作家のこだわりを存分に反映でき、単なる古唐津の複製とは一線を画する逸品が誕生しています。今なお多くのファンに愛されているのも、このようなこだわりがあってこそでしょう。


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