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「一世紀の後に再興した【五彩】の美 九谷焼」2020/12/07

日本には数々の素晴らしい焼き物があります。その中でも、力強く華麗な色絵装飾を高く評価されているのが、石川県の伝統工芸品である陶磁器・九谷焼です。製法の大きな特徴は「上絵付け」で、本焼きした陶磁器に顔料で絵を描いて再び焼くというもの。有田焼などにも見られる手法で、釉薬の上から絵の具を厚く盛り上げるため、大胆かつ力強い印象を与えます。

そして、九谷焼の絵付けに欠かせない色が、赤・黄・緑・紫・紺青の「五彩」です。絵柄は山水や花鳥などがよく扱われ、絵画的で優美な作風が魅力。その他、緑の色絵の具で全体を鮮やかに塗る「青手」や、背景を赤で塗った上に金で絵付けを行う「金襴手」など、時代や窯ごとに異なる作風が楽しめます。


九谷焼の誕生は江戸時代前期。一度途絶えるも100年の後に再興


九谷焼には、360年以上もの歴史があります。九谷焼が誕生したと考えられているのは江戸時代前期、明暦元年(1655年)ごろです。当時、大聖寺藩の領内にあった九谷村(石川県加賀市)では、磁器の原料となる良質な陶石が発見されました。これをきっかけに、初代藩主・前田利治のもとで磁器の生産が始められたのです。

九谷村には窯が築かれ職人が集い、生産された磁器は地名にちなんで「九谷焼(大聖寺焼)」と呼ばれるようになりました。この時代の九谷焼がいわゆる「古九谷」で、青手に代表される素朴かつ豪快な作風が特徴です。かの北大路魯山人も、古九谷を「恐ろしく芸術的」と評しています。

ところが、50年~60年程度活動した後、古九谷の生産は終了してしまいました。閉窯の理由としては、大聖寺藩の財政難や藩主の代替わりによる方針転換などが考えられていますが、正確なところはわかっていません。いずれにしても、九谷焼の歴史はここで一旦途絶えることになります。

九谷焼が再興するのは、古九谷の生産中止から約100年後、江戸時代後期に入ってからです。この頃になると、京都などの磁器職人の指導を受け、九谷焼を復活させようという動きが大聖寺藩や加賀藩で起こりました。それまでも細々と九谷焼の技術は受け継がれていましたが、再び組織的な磁器の生産が始まったのです。

その中で、豊田伝右衛門(吉田屋窯)や宮本屋宇右衛門(宮本屋窯)といった民営の窯が登場。古九谷に匹敵するほどの名品を生み出しました。さらに、嘉永元年(1848年)になると、大聖寺藩公営の「松山窯」が築かれ、良質な九谷焼を生産したのです。これ以降、明治時代に入って藩が解体されるまでの間、松山窯では多くの職人が九谷焼の制作に力を注ぎました。



明治時代には海外でも評価。美術品としての価値を確立する


明治時代に入ると、九谷焼の歴史も再び転換点を迎えます。江戸幕府がなくなってしまったことで、窯元は藩からの支援を受けられなくなったのです。そのため、旧大聖寺藩の職人からは、作家・芸術家として独立する人物が多く現れました。魯山人と交流があった初代須田菁華や、竹内吟秋・浅井一毫兄弟などが特に有名です。

一方、九谷焼生産への公的な支援がなくなったわけではありません。明治政府の産業振興政策により、九谷焼は欧米向けの輸出品に位置付けられました。ここに活路を見出したのが旧加賀藩の職人たちで、名工・九谷庄三を中心に、赤絵・金襴手をはじめとする輸出用の作品を数多く生産したのです。

海外での九谷焼の評価は高く、明治6年(1873年)のウィーン万博に出展された作品は、「ジャパンクタニ」として九谷焼の名を世界に広めました。同時に西洋の技術も取り入れられ、量産化の体制が整備。昭和後期に入ると、九谷焼は工芸品の枠を超え、美術品として制作されるようになったのです。これら明治時代以降の九谷焼は「新九谷」と呼ばれています。

そして現在、九谷焼は現代美術や海外芸術の要素も取り入れ、多種多様な作品が生み出されるようになりました。人間国宝に認定された三代德田八十吉や吉田美統など、モダンな色彩を得意とする名工も登場。古九谷以来の伝統を受け継ぎつつも、独自の作風や新たな工法が追求されています。宮内庁の贈答品としても用いられ、さらなる発展が望まれる九谷焼。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。


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