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コラムコラム

骨董

1200年の歴史が誇る、蒔絵の魅力とは2016/09/12

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蒔絵とは、日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で、1200年ほど前から行われています。漆で描いた文様の上に金粉や銀粉などの金属粉を蒔きつけて、光り輝く文様を作ります。海外では「Maki-e」と呼ばれ、江戸時代には大量の蒔絵が輸出されました。

蒔絵の源流といわれるのが奈良時代の正倉院宝物の「金銀鈿荘唐大刀」の鞘に施された「末金鏤」であり、漆で動物と唐草の文様を描き、金の鑢粉を蒔きつけて、その上にさらに漆を塗り、木炭で研ぎ出されたものです。

平安時代には貴族社会に重宝されるようになり、調度品や寺院内部の装飾として発達し、文様も純日本化していきました。

 

金が生み出す豊かな奥ゆき


DSC_0537蒔絵の最大の魅力は「金粉による遠近感」にあります。

色や大きさの異なる金粉を使い、密度の調整や蒔き方で平面に奥行きが生まれます。

また、乾燥させては塗り重ねる作業を繰り返し、厚みをもたせる事で、立体的にも奥行きを生じさせせる事もできるのです。

しかしこの微妙な奥行きや高低差を表現するのには数か月かかる事もあります。蒔絵師と呼ばれる職人は繊細な表現力の他に人並ならぬ集中力と根気が要求されます。

 

蒔絵の技法


蒔絵の主な技法として「研出蒔絵」「平蒔絵」「高蒔絵」「肉合研出蒔絵」の四種があります。

この中でも「肉合研出蒔絵」は複雑な凹凸やぼかしを研ぎだすなど、高度な技術が必要とされます。絵画的表現が求められた鎌倉・室町時代にはこの技法により数多くの優品が生まれました。しかし現在ではその高度な技術ゆえに肉合研出で作品を作る職人はほとんどいないと言われています。DSC_0096

近代の蒔絵は「平文」や「螺鈿」など、色彩や光沢に変化のある素材を併用して、幅広く豊かな表現能力を追及しており、蒔絵を「金属粉を蒔く技法」と狭く括ることが難しくなるほどに多元化してきています。

 

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